歌の教室 ♪ねいろ♪について

大切にしていること
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「音を正しく出す」以上に、「音楽で心が動く」ことを大切に
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生徒ひとりひとりの“声・表現”を尊重するレッスン
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ミスしてもいい。挑戦できる安心の場を作ること
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小さな成長に気づいて寄り添う、そんな教室でありたい
ねいろ
ストーリー
教室について
「ねいろ」とは?
音楽に色はあると思いますか?
音色とは何を指すのでしょうか。
「りんご」を見て赤色を想像するように、「レモン」が唾液を増幅させるように、
物や言葉には色や感覚をつなぐ何かが存在していると思います。
私自身、共感覚という感覚があり、モノや言葉、音に色や形を感じます。
ほかの人にも備わっているものだと大学生のころまで思っていたため、それが逆にコンプレックスにもなっていた頃もありました。
でも、世の中の全てのものにはとても美しい色が存在し、音色にも心が温かくなるほど素敵な色が沢山存在しています。そんな色を歌の中にもたくさん作りだしていきたい。色が感じられなくても、楽しく、気持ちよく歌える瞬間には、歌声にとてもキラキラした色で溢れます。
生徒たちにも、自分らしい、それぞれの声の「いろ」を見つけてほしい、という願いからこの教室の名前を「ねいろ」と名付けました。
私自身、幼少のころは歌があまり好きではありませんでした。
思春期の頃からは人前で歌を歌うなんて絶対いや!というタイプでした。
性格も内気で、人前では大人しいタイプ。そんな私が舞台で、そして人前で歌うなんて夢にも思いませんでした。
小学生の頃、アウトリーチで来られた音大生のオーケストラ演奏に感動し、フルートをやりたい、私も音大に行きたい!と親にお願いし、1年間言い続けて始めたけれど、なかなか芽が出ず。
コンクールを受けても落ち続け、挫折。そしてまたコンクールを受けるということを繰り返していました。それでもきっと音楽は好きだったのだと思います。
めげずに挑戦し続けていました。音楽大学の受験を本格的に考え始めたころ、受験には声楽が必要だということを知りました。
当時は、ピアノの先生に教えてもらっていましたが、「音痴」と言われ続け、歌うこと、そして声をレッスン室で出すことすら怖くなってしまいました。
「音痴」と言われ、歌うことに自信を失くしていたころ、母が「歌のレッスンに行ってみる?」と手を差し伸べてくれました。
そして初めて行った声楽のレッスン。
声楽のレッスンは、私にとって新鮮でした。笑いがあり、たくさん褒めてもらいながらも的確な指摘をしてもらえるレッスンは、とても楽しく、通い続けることでみるみる声が出てくるのがわかりました。
声は、委縮してしまうと出なくなってしまいます。楽しく声を出すことでストレスも発散し、体をたくさん使って、艶やかな歌声が出てきます。
10人いれば10人性格は違ってきます。そして体格も歌声も考え方も全く違います。
それはとても素敵なことで、それぞれの良さを引き出し、まだ体の中に秘められている力を少しずつ解き放てるような、そんな歌声を出せるような指導ができたらと、そして私自身も共に成長できたらという想いでこの教室を開催しております。
教室を開いたきっかけ